Androidマーケットに有料アプリを公開してみた
以前Androidマーケットに無料アプリを公開したが、数は少ないが反響はあるようなので有料版も公開してみた。
おんぷちゃん – Android Market
おんぷちゃん ~ Android用アプリケーション v1.0
有料アプリの公開の場合も、特に無料アプリの公開の場合と変わるところはない。違いは値段を円単位で入れるところくらいだ。
アプリの値段は1円単位で入力できるようなので、中途半端な値段も設定できるようだ。
自分は缶ジュースと同じ120円に設定してみた。
iPhone版とほとんど同じアプリをAndroidアプリとして公開して、Androidの盛り上がりを確認しよう的な意図もあって機能的にほとんど同じものを公開しているのだが、とりあえず先行して公開している無料版のダウンロード数はiPhone版と比べると極端に少ない。
数的には10分の1か、それ以下。体感的には、毎日ほとんどダウンロードされない印象だ。
まあ大したアプリではないので爆発的にダウンロードされることはないと思うが、しかしiPhone並にはダウンロードされても良いはずだろう。
あまりするまでもないと思うがダウンロード数の少ない理由を列挙してみる。
- Android端末上のAndroidマーケットが使いづらい。iPhoneのApp Storeはかなり使いやすく、ついつい暇があると見てしまう感じだが、Androidマーケットの方は見る度に見る気を失わせる出来になっている。改善する気はあるのだろうか
- PC側のAndroidマーケットも、最近ブラウザから端末へのOTAインストールが可能になったが、検索自体は使いづらい。そもそも新着アプリを探すことができない
- 自分は日本語版と英語版でアプリ名を変えているが、その場合日本語名で検索しても見つけることができない。これはアプリ名で検索して見つけようという人を断念させるに足る問題だ。
- 有料アプリを買う敷居が高い。Googleチェックアウトにクレジットカード番号を入れるのには抵抗がある。自分はApp Storeでは常にプリペイドカードを使っている。何となくクレジットカード番号を入れることに抵抗がある。
- 決定版的なアプリ紹介サイトがない。今だと国内はAndroNavi、オクトバ、Androiderあたりが有名どころだと思うが決定版的なサイトはないい感じがする。強いてあげれば国内はAndroiderだろうか。海外はAndroLibあたりが主流なのだろうか。
- Docomoマーケットは全くやる気が感じられない。アプリ紹介だけにしておけばよいのに必要のない情報が多く、そもそも見ようと思う気にならない
- マーケットに並んでいるアイコンたちにクオリティの低いものが多く、わくわく感がない。金を払って買おうというモチベーションは上がる感じはしない
いろいろ書いたけど、Androidマーケットの使えなさと、有料アプリを買う敷居の高さが今のAndroidアプリ販売の大きな障壁だと思う。
それ以外にも、Xperiaとか端末側の使い勝手の悪さも起因していると思うが。
AndroidもWindowsと同様、3.0まで行くと使えるようになるのだろうか。
追記 2011/02/11
知り合いから聞いて驚いたが、今はAndroidマーケット(Google Checkout)ではJCBのクレジットカードが使えないらしい。
これも障壁の一つになる。
関連記事
-
4年ぶりにLogLocationsをアップデート
4年ぶりにLogLocationsのアップデート版を作成中。3年間更新していなかったので、画面がフラ
-
Appleシリコン搭載Mac発表?
いつからか、下記の文言が App Store Connect で表示されるようになった。
-
LogLocations 1.4.0 写真表示対応
行動ログは取りたいが、何も操作したくない。という自分のようなずぼらなログ好きユーザ向けのアプリ、L
-
学習管理サービス Studyplus を学習履歴公開用に利用してみた
しばらく英単語学習アプリを作りながら英単語を学習している。 学習にはりあいをもたせるために学習履歴を
-
Android開発本 まとめ
Android開発に関して調べてみようと思い、本を検索してみたら大量に出てきて、しかも名前が似通って
-
Apple Developer Program更新2019
今年も更新。税別 11800円だった。 2009年から継続しているようだ。もう11回
-
EverLearn 1.3.0 をリリースしました
EverLearn 1.3.0 をリリースしました。(2013/10/25 公開) これまでの成績
-
App Bundle は公開後は追加・削除できない
App Storeには App Bundleという仕組みがあり、複数のアプリをまとめてお得な値段で
-
Android SDKで複数のサウンドファイルを再生したい(SoundPool の使い方)
今作っているアプリは20以上の音ファイルから任意のものをランダムに再生する必要がある。 当初Medi
-
aurioTouch のcppファイルがビルドできない
Appleのオーディオ関連のサンプルコードに aurioTouch があり、オーディオデータのFF