Pebble x テニスセンサーSSE-TN1
2014年のはじめにテニスセンサーの記事を書いたが、当時はまだセンサー対応ラケットが少なく、最近ようやくラケットとセンサーをそろえることができた。
買ったのはYONEXのVCORE Si100。SV100が発売されたので一つ型落ちになり2万円以下で売られている。
2014年時点ではテニスセンサー対応ラケットは数種類だったが、今はウィンザーで売っている大きなメーカー全てがテニスセンサーに対応していて驚いた。唯一、自社でセンサーを出しているバボラだけは対応していないが。公式ページによると2016年9月時点で160本以上のラケットに対応しているらしい。
ちなみにそれまで使っていたのは2000年にUSで購入したHEADのアガシモデルのラケットだったので、ラケットの進化にかなり驚かされた。こんなに楽になってしまうのか。
テニスセンサーSSE-TN1は2万円弱で購入した。
このセンサーは、ラケットの根元に取り付けて、インパクト位置、ボール回転、インパクトスピード、スイングスピード、ショットの種類を記録する。
測定結果はスマホに表示されるのだが、プレー中にスマホを確認できないので、あとからまとめて確認することになる。
これはこれで役に立つのだが、「今打ったボールはラケットのどこに当たっていたのか?」「この打ち方をするとボールの回転数は上がるのか?」など、その場ですぐに確認したいことが多い。
データの確認方法として、腕時計に表示、音で通知などが考えられるが、今回は毎日活躍中のPebbleスマートウォッチを使ってみた。
以前PebbleとOlympusのレンズカメラを連携させてみたことがあったが、それに続く第2弾になる。
いまさら気づいたが実はAndroid Wear にはすでに対応していたらしい… そしてソニーモバイルコミュニケーションズのSWR50は2016年12月から9800円に値下げされて売られていたらしい。残念ながらもう品切れらしく買えなくなっているが、Amazonではまだ売っているようなので欲しい方はなくなる前にどうぞ。
テニスセンサー用アプリを作るためにはSDKが必要だ。下記からAndroid用SDKが入手できる。
スマートテニスセンサー | Sony Developer World
サンプルアプリはGithubにある。 スマートテニスセンサー | Sony Developer World
しかし、GithubのコードだけではアプリをAndroidスマホ実機で動作させることができず、別途送られてくるPDFにサインして返信し、接続用apkを入手する必要がある。やりとりは英語メールで障壁が高いが、自作アプリを動かすためにがんばろう。
Githubにあるサンプルコードで、Androidスマホとテニスセンサーを接続し、各種データを取得することができる。
今回はそのサンプルコードにPebbleとBluetoothで接続するコードを追加してみた。Android用Pebble SDKは下記にある。Android Studioを使って開発する。
pebble/pebble-android-sdk: Android PebbleKit SDK to talk to the Pebble via Bluetooth
今回AndroidアプリではじめてPebbleと接続してみたが、PebbleのSDKもかなり枯れてきているので、昔iOSアプリを作った頃に比べるとかなりスムーズに開発ができた。つくづく、Pebbleがなくなってしまうのは痛い。
テニススクールで1時間半打ち続けてセンサー側の電池がなくなりかけていたので、スクールで使った場合2時間程度だろうか。充電には数時間かかるようなので、必要なときだけ接続するのがよいだろうか。
自分の場合がんばってスピンをかけても最大5回転/秒程度だった。
今回発見したが、テニスセンサーユーザ全体のデータが公開されていた。 World Data & Lessons | スマートテニスセンサー | ソニー 自分は平均かそれ以下のプレーヤーのようだ…
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