PebbleKit iOS SDK dynamic framework 問題

公開日: : 最終更新日:2016/02/28 iPad, iPhone, Pebble

Embedded Binaries

最近 EverLearn の Pebble アプリがiOSアプリと接続できずエラーが表示されるので、重い腰を上げて PebbleKit iOSを最新に上げてみた。

cocoapod を使っているので pod install で更新されるのだが、pod install するたびに Xcodeの Build Settings > Build Active Architecture Only が YES になるので、まずその設定を NO に修正。

これでビルドは通るようになるのだが、次に今までみたことがないエラーが表示された。

dyld: Library not loaded: @rpath/PebbleKit.framework/PebbleKit Referenced from: /var/mobile/Containers/Bundle/Application/…

Reason: image not found

結局この解決に1日使ってしまったが、

pebble/pebble-ios-sdk at 3.1.1: iOS PebbleKit SDK to talk to the Pebble via Bluetooth をみると

PebbleKit is now a dynamic framework. とある。

いろいろ調べたところ iOS8からそれまでは OS Xでしか利用できなかった dynamic framework が利用可能になったらしい。 Swift をサポートするためには dynamic framework でなければいけないようで、PebbleKit iOSはSwift対応したのでその際に dynamic framework 対応もされたらしい。

そして、dynamic framework を利用するためには General > Embedded Binaries に PebbleKit.framework を追加しないといけないらしい。

Embedded Binaries with iOS Framework – Stack Overflow

ということで、今は動くようになった。

しかし Pebble のBluetooth 接続がおかしいので Reset したら、PebbleのUpdate Server が止まっているらしく復旧ができなくなってしまった。

困るので早く直して下さい Pebble.

2016/02/28 更新

その後Pebbleのサポートに連絡してみたところ、iPhone側をリセットすることで解決できた。サーバー側の問題ではなかったようだ。 Pebble Update Server Error 問題 | tokentoken.com

そして Dynamic framework 問題だが、PebbleKit Framework をダウンロードして解決したと思ったら、App Storeへのアップロード時に問題が発生してしまった。 appstore-errors

Pebbleサポートに問い合わせしたところ、Frameworkファイルを直接組み込んだ場合は、自分で不要なものを strip しないといけないらしい。

He has to strip the framework from the simulator architectures before sending it to the App Store. Cocoapods and Carthage do this for you. You can use the Carthage method instead of creating your own script: https://github.com/Carthage/Carthage and look for step 4 for the `carthage copy-frameworks` build phase.

cocoapod を使えばその処理は不要だというので、以前失敗したのだが… と思いつつ再度試したところ、今回はなぜか大丈夫だった。

ということで今は cocoapod を使ってビルドもApp Storeへのuploadでもできている。以前なぜできなかったのかは不明だ。

関連記事

[iOS SDK] UIPickerView の文字が表示されない

おんぷちゃん for iPad のiOS7対応をしているときに遭遇した問題。 UIPopove

記事を読む

no image

Core Graphics と Quartz

Core Graphics と Quartz の関係がよく分からなかったので調べていたところ、ほぼ同

記事を読む

Reject 履歴 おんぷちゃん 1.9.0

久しぶりに おんぷちゃん をアップデートしようとしたところ、"Guideline 2.3.7 - P

記事を読む

no image

[iOS SDK] iOS5 の Twitter 機能を利用してみる

iOS5でシンプルツイッター機能をあなたのアプリにも。 | mipoiApp-iPhoneアプリ

記事を読む

no image

WWDC にひとりで参加する人向け情報

WWDC 2011 に行ってきたの続編。 自費で1人で参加したのだけれども、当時あまりそういう人向

記事を読む

iOS15にアップデート

2021/09/21にiOS15が公開され、そろそろ初期不具合もわかってきた頃だと思いアッ

記事を読む

開発用iPad比較検討2016

手持ちのiPad2およびiPad mini 初代がiOS10のサポート対象から外れてしまったので、i

記事を読む

2020年大晦日

毎年年末は家族で旅行に出かけていたが、今年はコロナウィルスの影響もあり自宅で静かに過ごすこ

記事を読む

no image

さくらのVPSにRedmine+Subversionを入れてみた

一応個人ソースコード管理にはAssemblaを使っていたが、いつ有料になるか分からないし自分でサーバ

記事を読む

no image

iPhoneアプリ 「リズムくん」 Ver.1.1 アップデート

リズムくん Ver.1.0ではまずは8分音符までの問題でリリースしてみましたが、やはりより難しい問題

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Ember Mug 2のACアダプタをUSB Type-Cに変えてみた

冬になると活躍する Ember Mug 2 の充電器は付属のACアダ

Wi-Fi6Eルータ TP-Link AXE5400購入

Wi-Fi6E を試してみたくなり、TP-Link AXE5

児童手当 認定請求書申請 2024 「請求者が養育をする18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子の数」とは?

2024年に受給していない人には手紙が届くらしい。 電子申請も

Vision Proアプリ開発本 8/24、8/26に発売

Vision Proアプリ開発入門 P400が 8/24 に発売、V

Developer Strap が日本でも購入可能に

USアカウントでしか購入できなかった Vision Pro 用 De

→もっと見る

PAGE TOP ↑