今年6月末にでたときには、「またiPhoneプログラミング本が出たんだなー」「表紙が地味だなー」「特徴が無さそうだなー」と思ってしまいほとんど立ち読みもしなかったのだが、iPhoneプログラミングで困って検索した際に発見した paella さんのブログをみて、これは有用な本かも知れないと思い、昨日買って読んでみたところ、自分の疑問をいくつも氷解してくれる良い本であることが分かった。
特徴のないタイトルと地味な表紙でかなり損をしていると思う。まあ実際表紙の通り質実剛健な本なのだけれどもタイトルはもうちょっと工夫してみても良かったのではないだろうか。
著者の新居雅行氏はプロフィールをかなり詳細に公開している。元々は日経パソコンの記者だった人らしい。昔からMac関係のプログラミングをやっていた人には有名なようだ。
タイトルからは想像できないがこの本は初心者向けではなく、ある程度かけるようになってきていろいろ疑問に思うようになってきた人向けだ。
Amazonでは初心者の方が購入して、「これは初心者向けではない」と言っているがそれはその通りだ。そのかわり、ある程度かけるようになってきてから読むと様々な発見がある。説明も詳細で、リファレンス的に使用できる。(この特徴のために、初心者はとっつきにくい)
paellaさんも書いているが、今のところ、最初は はじめてのiPhoneプログラミング を読み、いろいろ疑問が出てきたりプログラムを作っていてはまって次の本を読みたくなったらこれを読むのがよさそうだ。
まだ読んでいる途中だが、コンビニエンスコンストラクタやオーナーシップの放棄などは今までちゃんと説明している本を見たことがなかったのでためになった。(詳解 Objective-C 2.0 には書いてあると思うが)
今まで、何でこう書くんだ? と思っていたことがようやく理解できるようになった。
Interface Builderで作るのか、ソースコードで作るのか、に関しても著者はどちらで作るにしてもInterface Builderの仕組みはしっかり知っておいた方がよい、と主張しページを割いて説明をしてくれている。これも他の本にはない特徴だ。まだ読んでいる途中だが期待している。
新居雅行氏の本書のページによると、ちなみにこの本はオンラインでも読むことができるようだが、それには申込書を送付したり、iPhoneアプリを購入したりする必要があるようだ。さすがにアプリ購入と申込書郵送を両方やらないといけないのはちょっと面倒。しかしそうは言ってもオンラインで読めるのはすばらしい。
ということで特徴を知って買えばよい本だと思う。
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| はじめてのiPhoneプログラミング | |
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マーク・ダルリンプル
ソフトバンククリエイティブ 2009-06-27 おすすめ平均 |


iPhoneアプリ開発の初級者にはオススメできない
MAC初心者です。
