App Store の Kids Category にアプリを公開する その2
Kids Category でアプリを公開してもらうために Submit したところ、見事に Reject されました。
理由は、
App Store Review Guidelines – App Store Resource Center の 24.3 に違反しているためとのこと。
アプリからサポートページを開いたり、App Store アプリで他のアプリを開いたりする機能があったのですが、それら全てに parental gate が必要とのこと。
ただ、調べてみたところ parental gate には決まったやり方はなく、各開発者にお任せとのこと。
ではみんなどうやってクリアしているかをいくつか調べてみました。
例1
例えば、いち早くSDKを提供した Parental Gate さんは、3で割りきれる数は? というメッセージを表示して、3つ数字をタップさせるタイプ。
小さい子供はまだ割り算はできないだろう、ということを期待したゲートになっている。
ただ、Kids Categoryの中に含まれる9-11歳だと日本の子供達は割り算くらいできそうなのでゲートにならない気がする。
例2
iOS7が一般公開される前に対応を完了させていたスマホママ部さんのアプリは、アルファベットで数字を表示して、それをタップさせるタイプ。日本人の子供は英語で数字を表示されてもまだ読めないだろう、ということを期待したゲートになっている。
英語圏の子供は余裕で読めてしまうのでゲートにならなそうだけれども、こちらのアプリは日本語専用のようなので問題ないのだろう。
例3
外部へのリンクを全て削除する。
Stack Overflow によると、ほんとに困った人たちはそうやって審査をクリアしているようでした。
で、SDKが提供されていたのでParental Gate さんのSDKを使ってみたところ、なぜかアプリのローカライズがおかしくなってしまい英語版でしか表示されなくなってしまったのであえなく断念。
あきらめて、3で割れる数を3つ押させるというコンセプトだけ利用させてもらい、独自ダイアログを表示するようにしました。
しかも英語の文言そのままで質問するようにしたので、割り算ができる賢い日本の子供でも英語が障壁となってゲートを通過できないでしょう。
日本の大人にも障壁になってしまうかもしれないけれども…
ということで、2013/09/27(金)の夜にSubmitしました。さて今回はどうなるだろうか。
ちなみに Kids Category 自体は好評のようです。 Appleの「子供向け」App Storeを使ってみた | TechCrunch Japan
日本の App Store では 「子ども向け App とゲーム」として表示されているようです。
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