自作キーボードキット Mint60 を買ってみた

公開日: : gadget

8/4(土)のMaker Faire 2018に参加して、自作キーボードMint60を買ってきた。自分が買ったのはABS Cubicのスターターセット18000円。

個人が作っているもので、もし動作しなくても保証もないと思われるため実物を見てから考えるつもりでビッグサイトに向かったが、会場に着いたところ発売前にすでに列ができており、いつ売り切れるか不明だったため、ほとんど実物をさわらずに買ってしまった。

これだけ買う人がいれば、きっと大丈夫だろうと思ったところもある。

 

どんなキットかわからずに買ってしまったので、買った後に大量のダイオードやキースイッチが入っているのを見て、完成できるか不安になったが、結果的にはDiscordで親切に情報をいただいたおかげでなんとか完成させることができた。

 

 

参照したのはこちら。必要な機材もこちらを参考に用意した。温度を変えられるハンダごてと、半田こて台は便利だった。自分はハンダ付け素人なのでハンダ付けに結構失敗したので、吸い取り線も役に立った。ニッパーも、ProMicroを取り付けるピンヘッダのピンを切る際に必要で、自分のニッパーではさっぱり切れなかったので役に立った。

ゆかり屋さんのオリジナルのページ Mint60の組み立て手順 – ゆかりメモ

ゆかり屋さんのページだけだとわかりづらいところは、Syonxさんのページが参考になる。自分も実際のキー配列はこちらを参考にした。

自作キーボード Mint60 の組立て参考例!初心者でもできたよ – syonx

ほぼおすすめの機材をそろえたが、ニッパーなどリンクがなく買えないものがあったのでこちらを購入した。吸い取り線も少しだけ便利そうなものにした。

 

高儀 PRO ZONE マイクロニッパー 125mm
  by カエレバ
goot はんだ吸取り線 CP-30Y
  by カエレバ

苦労したところ

大量のハンダ付けに苦労した。最初の頃は慣れていなかったために、イモハンダになってしまっていて、最終的に組み上げた後にXのキーが入力できない問題が発生した。また、2WSXのキーが入力できない問題は、ProMicro側のハンダ付けに失敗していたようだった。

この際には Discord の#mint60-and-blockey チャンネルで親切なサポートをいただきました。

Self-Made Keyboards in Japan Discord Server を開設した話 – たのしい人生

NMの列のキーを押しても入力されない問題が発生した。これは、ケースを組み上げた際に、裏面に配置されているLEDにダイオードの線が突き刺さっていたため発生していた。これもDiscordでコメントをいただき解決したが、それまではメイン基板側のピンヘッダのハンダ付けに失敗したかとおそれていた。

メイン基板側の半田付けに失敗していることに後から気づいた場合、ProMicroの取り外しが必要になってしまうため、メイン基板側の半田付けは慎重に行う必要がある(と後から気づいた)。

自分もProMicroの取り外しが必要になるかと思い、右手側のProMicroのハンダを外したが、それだけではProMicroは取り付けができず、かなり苦労するところだったがなんとかProMicro側の半田付けやり直しで済んで助かった。

同封されていた紙には、全角半角キーなどが表示されているが、実際に同梱されているのはUSキーボード用のキートップであるため、使えなかった。その説明が書かれていなかったので、Discordで質問してはじめて同梱されていないことがわかった。

買ってからしばらくほそぼそと作っていたが、8/17(土)に時間があったので一気に完成させた。この際に、上記のいろいろな問題が発生したので、Discordで質問させていただいた。素人の質問に丁寧に答えていただきありがとうございました。

いろいろ苦労したが、自分で作ったキーボードで文字入力するのはかなり気分がいいものである。できあがった実物も、とても美しい。USキーボード配列だが、MacBookの場合簡単な設定のみで使えるため、ほぼ問題は発生していない。

後は、右手側スペースキーがBackspaceにマッピングされていて、自分は右手側スペースキーを使う派だったので(今回初めて気づいた)、スペースを打つつもりでBackspaceを打ってしまうので、まずはこのBackspaceをスペースに変更したい。

そのためにはQMK Firmwareのビルドが必要ということで、今はビルド環境を作ろうとしている。

Install Build Tools – QMK Firmware

Mint60のFirmwareを書き換えてみるに続く

 

関連記事

Arduino Uno で電子工作

昨日 Arduino エントリーキットが届いたので、 電流、電圧?抵抗器?オームの法則って? | D

記事を読む

no image

確かになめらかな書き味の油性ボールペン Pentel Vicuna ビクーニャ

ペンがとても好きだ。 理想のペンを求めてこれまで様々なものを試してきたけれども、今日たまたま文房具店

記事を読む

Pebble x テニスセンサーSSE-TN1

2014年のはじめにテニスセンサーの記事を書いたが、当時はまだセンサー対応ラケットが少なく、最近よう

記事を読む

Apple Magic Trackpad 感想

Mac用入力デバイスにも力を入れているAppleの最新入力デバイス、Magic Trackp

記事を読む

no image

新型 Kindle 3G+Wi-Fi Graphite 到着

昨日Amazonから発送した旨のメールが届いて、Ontario CAにあると思っていたら、翌日

記事を読む

[購入報告] ELECOM BluetoothオーディオレシーバLBT-ACR02HF

今乗っているHONDA Freed にはHDD付きカーナビが搭載されていて、CDからリッピングしたデ

記事を読む

謎のスマートウォッチたち続々登場

知らないうちにAmazonに中国製?スマートウォッチたち続々登場。数千円で買えるスマートウォッチがこ

記事を読む

ドラムちゃんに電子ドラムiWordを接続する

ドラム譜学習アプリ「ドラムちゃん」に、安価なMIDI電子ドラム iWord を接続する方法を説明し

記事を読む

サイト名とドメインを tokentoken.com に変更しました

これまでサイト名とURLに devcafe.jp を使ってましたが、devcafe.org など

記事を読む

Moff band 届いた

SDKが提供されるGadgetということでKickstarterで出資したのだけれども、残念なが

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Ember Mug 2のACアダプタをUSB Type-Cに変えてみた

冬になると活躍する Ember Mug 2 の充電器は付属のACアダ

Wi-Fi6Eルータ TP-Link AXE5400購入

Wi-Fi6E を試してみたくなり、TP-Link AXE5

児童手当 認定請求書申請 2024 「請求者が養育をする18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子の数」とは?

2024年に受給していない人には手紙が届くらしい。 電子申請も

Vision Proアプリ開発本 8/24、8/26に発売

Vision Proアプリ開発入門 P400が 8/24 に発売、V

Developer Strap が日本でも購入可能に

USアカウントでしか購入できなかった Vision Pro 用 De

→もっと見る

  • 2018年8月
     12345
    6789101112
    13141516171819
    20212223242526
    2728293031  
PAGE TOP ↑