自作キーボードキット Mint60 を買ってみた
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8/4(土)のMaker Faire 2018に参加して、自作キーボードMint60を買ってきた。自分が買ったのはABS Cubicのスターターセット18000円。
個人が作っているもので、もし動作しなくても保証もないと思われるため実物を見てから考えるつもりでビッグサイトに向かったが、会場に着いたところ発売前にすでに列ができており、いつ売り切れるか不明だったため、ほとんど実物をさわらずに買ってしまった。
これだけ買う人がいれば、きっと大丈夫だろうと思ったところもある。
#MFTokyo2018 にきた。自作キーボード販売に長い待機列ができている。 pic.twitter.com/RsWYbpfH2A
— tokentoken @ アプリ開発中 (@tokentoken) 2018年8月4日
どんなキットかわからずに買ってしまったので、買った後に大量のダイオードやキースイッチが入っているのを見て、完成できるか不安になったが、結果的にはDiscordで親切に情報をいただいたおかげでなんとか完成させることができた。
ゆかり屋さんの自作キーボード Mint60のキットの中身はこんな感じ。自分は茶軸にした。みんなちゃんと作れるのだろうか #MFTokyo2018 #Mint60 pic.twitter.com/ij91XD8I9O
— tokentoken @ アプリ開発中 (@tokentoken) 2018年8月4日
Mint60 ようやく完成。しかしNMの列のキーが反応したりしなかったりする。デバッグしないと。 #Mint60 pic.twitter.com/u7igGVyRY5
— tokentoken @ アプリ開発中 (@tokentoken) 2018年8月18日
参照したのはこちら。必要な機材もこちらを参考に用意した。温度を変えられるハンダごてと、半田こて台は便利だった。自分はハンダ付け素人なのでハンダ付けに結構失敗したので、吸い取り線も役に立った。ニッパーも、ProMicroを取り付けるピンヘッダのピンを切る際に必要で、自分のニッパーではさっぱり切れなかったので役に立った。
ゆかり屋さんのオリジナルのページ Mint60の組み立て手順 – ゆかりメモ
ゆかり屋さんのページだけだとわかりづらいところは、Syonxさんのページが参考になる。自分も実際のキー配列はこちらを参考にした。
自作キーボード Mint60 の組立て参考例!初心者でもできたよ – syonx
ほぼおすすめの機材をそろえたが、ニッパーなどリンクがなく買えないものがあったのでこちらを購入した。吸い取り線も少しだけ便利そうなものにした。
高儀 PRO ZONE マイクロニッパー 125mm | ||||
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goot はんだ吸取り線 CP-30Y | ||||
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苦労したところ
大量のハンダ付けに苦労した。最初の頃は慣れていなかったために、イモハンダになってしまっていて、最終的に組み上げた後にXのキーが入力できない問題が発生した。また、2WSXのキーが入力できない問題は、ProMicro側のハンダ付けに失敗していたようだった。
この際には Discord の#mint60-and-blockey チャンネルで親切なサポートをいただきました。
Self-Made Keyboards in Japan Discord Server を開設した話 – たのしい人生
NMの列のキーを押しても入力されない問題が発生した。これは、ケースを組み上げた際に、裏面に配置されているLEDにダイオードの線が突き刺さっていたため発生していた。これもDiscordでコメントをいただき解決したが、それまではメイン基板側のピンヘッダのハンダ付けに失敗したかとおそれていた。
メイン基板側の半田付けに失敗していることに後から気づいた場合、ProMicroの取り外しが必要になってしまうため、メイン基板側の半田付けは慎重に行う必要がある(と後から気づいた)。
自分もProMicroの取り外しが必要になるかと思い、右手側のProMicroのハンダを外したが、それだけではProMicroは取り付けができず、かなり苦労するところだったがなんとかProMicro側の半田付けやり直しで済んで助かった。
Mint60 ようやく完成。しかしNMの列のキーが反応したりしなかったりする。デバッグしないと。 #Mint60 pic.twitter.com/u7igGVyRY5
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同封されていた紙には、全角半角キーなどが表示されているが、実際に同梱されているのはUSキーボード用のキートップであるため、使えなかった。その説明が書かれていなかったので、Discordで質問してはじめて同梱されていないことがわかった。
買ってからしばらくほそぼそと作っていたが、8/17(土)に時間があったので一気に完成させた。この際に、上記のいろいろな問題が発生したので、Discordで質問させていただいた。素人の質問に丁寧に答えていただきありがとうございました。
いろいろ苦労したが、自分で作ったキーボードで文字入力するのはかなり気分がいいものである。できあがった実物も、とても美しい。USキーボード配列だが、MacBookの場合簡単な設定のみで使えるため、ほぼ問題は発生していない。
後は、右手側スペースキーがBackspaceにマッピングされていて、自分は右手側スペースキーを使う派だったので(今回初めて気づいた)、スペースを打つつもりでBackspaceを打ってしまうので、まずはこのBackspaceをスペースに変更したい。
そのためにはQMK Firmwareのビルドが必要ということで、今はビルド環境を作ろうとしている。
Install Build Tools – QMK Firmware
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