[iPhone SDK] アプリケーションのローカライズ
iPhoneアプリを作っていて、一通り作り終わったら最後にやる作業の一つとして、ローカライズがある。
たまにしか実施しないので、毎回やり方を忘れてしまい本を参照しているが、今回はメモを残してみる。
ソースコード中で NSLocalizedString() でローカライズした文字列は、genstrings を使って、Localizable.strings を作り、そのファイルを各言語ごとに編集することで実現する。
自分はいつもプログラムの置かれているディレクトリにTerminalで移動して、コマンドラインで下記を実行している。これにより、実行したディレクトリに Localizable.strings が生成される。
genstrings ./Classes/*.m
genstrings で生成された Localizable.strings をXcodeにインポートして、右クリックで「情報を見る」から「ファイルをローカライズ可能にする」でローカライズできるようにしてから、「ローカリゼーションを追加」で言語を追加する。
インポートの際には、エンコーディング には UTF-16 を選ぶ。UTF-8 では文字化けするようだ。


その後、各言語用に生成された Localizable.strings を編集していく。
例えばこんな感じ。
/* Mon */ "Monday" = "月曜日"; /* No Address */ "No Address" = "住所なし";
xib ファイルのローカライズに関しても、上記と同様に右クリックで「情報を見る」から「ファイルをローカライズ可能にする」→ 「ローカリゼーションを追加」でファイルをローカライズ言語数分用意して、Interface Builderでそれぞれのxibファイルを開いてローカライズしていく。
アプリ名のローカライズに関しては、InfoPlist.strings ファイルを作成し、上記と同様にローカライズ可能な状態にして、
CFBundleDisplayName = "Locations";
と記載しておけばよい。
なぜかこれらが全て書かれた本が見つからない。手元にある本は、どの本もこの中の一部だけしか載っていないようだ。
とりあえず下記2冊を買えば全部載ってます。参考まで。
| はじめてのiPhone3プログラミング | |
![]() |
Dave Mark Jeff LaMarche 鮎川 不二雄
ソフトバンククリエイティブ 2009-12-17 おすすめ平均 |
| iPhoneSDK開発のレシピ | |
![]() |
高山 恭介 広部 一弥 松浦 晃洋
秀和システム 2010-03 おすすめ平均 |
関連記事
-
-
[iPhone SDK] ネットワーク接続中を示すぐるぐるの表示
いつも忘れて検索してしまうので自分のブログにメモ。 iPhoneのインジケーターバー(?)にぐるぐ
-
-
Apple Special Event 2012
2012年は下記が発表された。 iPhone 5iPod touchiPod nano
-
-
LSSupportsOpeningDocumentsInPlace
拙作英単語学習アプリ EverLearn で LSSupportsOpeningDocuments
-
-
達人出版会の本をKindleで読んでみる(Windows編)
最近話題の「当事者」の時代の電子書籍版(パブー)や、エキスパート Objective-C プログラミ
-
-
iOS8 文字入力に時間がかかる問題ようやく解決
iPhone6 Plus に機種変更してからずっと苦しめられていたのが文字入力時に時間がかか
-
-
Wi-Fi6Eルータ TP-Link AXE5400購入
Wi-Fi6E を試してみたくなり、TP-Link AXE5400 を購入してみた。当時一
-
-
iPad用ケース TUNESHELL for iPad
iPadは使ってないとき机の上に置くと意外に場所を取る。どう置くかは工夫のしどころだと思われる。 ま
-
-
iPad, iPhone, Mac, PC で使える Line6 Mobile Keys
今年のCESで発表されて以来ずっと待っていたLine6のMobile Keysがついに発売される。こ
-
-
iPhone XR予約開始
10/19(金)はiPhone XRの予約開始日だった。おそらく大量に作っているだろうということで予
-
-
イタリア語でレビューをいただきました
おんぷちゃん for iPad にイタリア語でレビューをいただきました。 Ottimo! O


不備は多々あるが良書である
Cを知っていてiPhoneアプリを作ってみたい人に。