ツイッター 140文字が世界を変える コグレマサト+いしたにまさき
一度途中まで書いたのが手違いで消してしまった…のでもう一度。
一応Reviewplusさんからの献本。
自分がTwitterを始めたのは、ここによると2007年4月らしい。この本の著者の@kogure @masakiishitaniの2人も2007年3月に始めたらしいので同じような時期に始めたことになる。
たしか、非常に流行っているサービスとして紹介されたので試してみたのだがまったくおもしろさが分からなかった記憶がある。数人紹介して使うのをやめていた。
実際、そういうとりあえずアカウントを作ったけど使っていない、というサービスは多い。Twitterもその中の一つにしかすぎなかったのだが、いつの頃からかすっかり有名になり、新聞にすら普通に載るようになってしまった。
Twitterはすっかり流行語みたいになっており、実際使い方が分からないけどフォローしてくる人も最近増えてきた。なぜそんなに急に流行りだしているのか? 自分の知らないことがあるのか? を知るためにこの本を読んでみた。
読む前に、Twitterがなぜ流行っているのかを自分なりに考えてみた。
- 140文字制限。気楽に書ける。
- API公開。このためいろいろなクライアントや派生サービスが生まれた。
- iPhoneの浸透。どこでも書き込み可能。
そしてこの本で初めて知ったこと 。
- 創設者はエヴァン・ウィリアムス、ビズ・ストーン、ジャック・ドルシーの3人。Twitterのアイデアはジャック・ドルシーによるものらしい。Evan Williamsは以前Once You’re Lucky, Twice You’re Goodを読んだので知っていたが、後の2人は知らなかった。いかにもつぶれそうなTwitterを存続させたのはジャック・ドルシーの力によるものらしい。
- 広瀬香美がヒウィッヒヒーの歌まで作っていたのは悪のりしすぎだと思うが、広瀬香美のインタビューの回答は良かった。しかしヒウィッヒヒーって全く面白くないんだけど。
- つぶやき一つ一つにURLがふられている。渋谷なう とかにURLはいらないと思うのは自分だけか。
- 140文字制限は鋭い眼力により導入されたと思ったのだが、実際にはサービスを開始したらいろいろ問題が起きて導入されたらしい。
- セカンドライフが日本で流行らないのは、日本人はどこまでも地平線が続く空間になれていないため、というのが筆者の主張。逆に、文字数制限のあるTwitterは日本人にあっているとのこと。セカンドライフが流行らないのは他にもっと理由があると思うが、文字数制限が日本人にあっているというのは面白いかも知れない。その点では、漫画も日本語にあっていると思う。狭い吹き出しの中に深い意味を込められる。
- ツイッターマップ
- 読んだ4
- TwitterとUSTREAMの連携
- 八谷和彦さんのメガ日記
Googleは仕組み上過去しか検索できない、 Twitterからは現在を知ることができる、というのはなるほどと思った。
Twitterの歴史にもかなりのページ数があてられていて、これまでの経緯にも詳しくなれる。とは言ってもすぐに古くなる情報ではあるのだが。
Twitterに関していろいろ詳しくなることができたが、相変わらずTwitterがこれからもっと流行っていくかどうかは疑問だ。なくなってもすぐに別なサービスができそうだし。個人的にはもう一歩何かが足りない気がする。それが何かを考えよう、と思った。
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