Kindle セールで安く売られていたのと、ゲーマー向けの話が多いということで買ってみた。
非ゲーマーには退屈、というレビューがあったが、逆にゲーマー向けにはとても楽しい本だった。
特にUltima OnlineやEverQuestの廃人ゲーマーの方々と著者との対談は楽しかった。
最初の頃のUltima Onlineはほんとに殺伐とした世界だったが、みんな裏道を通って移動していたとか高い鎧を着ていると襲われるので一時期はみんな裸で鎧を持ち歩いていたとか、やはりそうだったのかといまさらながら再認識した。
確かに普通に道を歩いていてPK(Player Killer)に襲われることは多かった。あれはほんとに恐怖だった。死ぬともちもの盗まれるし、OooOooしかしゃべれなくなるし。
その後に出たEverQuestではPKは禁止されていたが、UOにはPKがあったことでものすごくスパイスがきいたMMOだった記憶がある。北斗の拳の世紀末的な世界だった。
ちなみに著者は3日連続寝ずに遊んでその後は封印したらしい。しかしUOを十分に遊びまくれなかったことは一生の後悔だともいっていた。
その他、まわりみんなが反対したニコニコ動画の開発の話や、多額の金をかけてもニコニコ超会議を毎年開催する話とか、興味深い話が多かった。
著者のスケールの大きさが垣間見られる本だった。
| ルールを変える思考法 (角川EPUB選書) | |
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川上量生
KADOKAWA 2013-10-10 |
