[iOS SDK] No identities are available for signing 問題にはまる
久しぶりに Provisioning Profileではまった。
この問題にはまると、解決までにかなりの時間をもっていかれてしまう。今回は3時間くらいかかってしまったと思われる。
今回は、以前普通にApp Store に Submit できていたアプリをアップデートするために、数ヶ月ぶりに Archive して Validate したら No identities are available for signing が表示されてしまうという問題だった。
ちょうど4月は iOS Developer Program を更新する月だったので、もう一度証明書を作り直したりする必要があるかと思い、作り直してみたがそれでも同じ問題が発生する。
この問題はチェックすべきところがたくさんあるのでひとつずつ確認してみたが、どれもおかしいところはないし、他のアプリは普通にSubmitできる。
Xcode を再起動すると直ることもが良くあるが、今回は再起動しても、MacOSごと再起動しても、Xcode を 5.0 から 5.1 にUpdateしても変化がなかった。
Xcodeの Build Settings をよくよく見ると、Code Signing の Code Signing Identity が、なぜかこのアプリの Distribution 用 Provisioning Profile を指定すると、No identities from profile “アプリ名” と表示されていることがわかった。
他のアプリだと正常なので、Xcode がなにか異常な状態になってしまっているようなので、
xcode5 – Delete provisioning profile from Xcode 5 – Stack Overflow
を参考に、~/Library/MobileDevice/Provisioning\ Profiles のファイルをいったん全削除して、再度 Provisioning Profile を iOS DevCenter からダウンロードしたところ、正常に Submit することができた。
こんな状態になることは通常はないと思うので、参考になるかわからないけれども同じようにはまる人のために参考までに共有。
関連記事
-
[iPhone UI本] Tapworthy (原書) iPhoneアプリ設計の極意 (翻訳)
O'Reilly から本を紹介するメールが来て、その中で目がとまって結局iPhoneアプリとして購入
-
達人出版会の本をKindleで読んでみる(Windows編)
最近話題の「当事者」の時代の電子書籍版(パブー)や、エキスパート Objective-C プログラミ
-
[iOS9] AVSpeechSynthesizer の再生スピードがおかしい
iPhone 6 Plus を iOS9 にアップデートして自作アプリをXcode7 から転送したと
-
リズムくんにくまモン画像を利用させていただきました
熊本県さまから許諾をいただけたので、リズムくん バージョン1.6で、くまモン画像を表示
-
dyld`__abort_with_payload:でクラッシュ WatchKitApp on Xcode11.1
Xcode 11.0 や Xcode11.1で以前はビルドして実行できていたWatchKi
-
[iOS10] NSPhotoLibraryUsageDescription
iOS10 になってから App Store にアプリのSubmitを行ったところ、アプリのアップロ
-
Mac Fan 2020年 6月号
長女のiPhone 6 の画面がバキバキに割れているので、iPhone SE を購入した。
-
開発をサポートできませんでした。
久しぶりにiPod touch 初代を MacBook に接続したら、「開発をサポートできませんで
-
省メモリプログラミング
昔買った「省メモリプログラミング」を読み返してみたら、Objective-Cで採用している参照カウン
-
[Apple Watch] 2017年の冬休みの宿題はwatchOSアプリ開発
自分はPebble初代のころからスマートウォッチはPebble派だったが、2016年の年末は Peb