PebbleアプリのPebble Time Round対応

公開日: : 最終更新日:2016/03/09 iPad, iPhone, Pebble

Before

round-before

After

round-after 

丸くなったPebbleを初レビュー。ギークじゃなくても使えるスマートウォッチに! : ギズモード・ジャパン

2015年11月にPebble Time Round が発売されたが、丸画面対応が大変そうだったのと、Pebble Timeを買ったばかり & Round 実機が$250と高くて買えなかったのでアプリ側の対応を先延ばしにしていた。

今回Pebbleアプリを更新したらiPhoneと接続できない問題が発生した際に問題修正のため Pebble SDKを最新にしたので、この機会にようやくEverLearnアプリを Pebble Time Round に対応した。

Pebbleアプリへのリンクはこちら

開発には

Creating Round Apps // Pebble Developers

IRKit Remote watchappのPebble Time Round対応 – kwLog

を参考にした。

Pebble SDKの更新は以前はSDKダウンロード後コマンドライン作業が必要だったが、今は

brew install pebble/pebble-sdk/pebble-sdk でいける。

さらに今は CloudPebble 環境も提供されているが、Bluetooth通信もサポートされているか不明なのでいまだにSDKを使っている。

iOS PebbleKit 更新は CocoaPods の pod install でいける

自分はこれまで Pebble Emulatorを使ったことがなく、つねに実機を使っていたが今回はそもそも Pebble Time Roundの実機をもっていないので、Emulatorを活用した。実機を使う場合よりもトライアンドエラーがやりやすく非常に助かった。

コマンドラインから実行する場合、

pebble install —emulator chalk

で Emulator を起動してアプリをインストールすることができる。

Emulator の操作は、Mac/PCのカーソルキーを使って行うことができる。ボタン長押しは、キー長押しで行うことができた。 

対応作業としては、appinfo.json に

“targetPlatforms”: [

    “aplite”,

    “basalt”,

    “chalk”

  ],

のように chalk (3つめのプラットフォーム、Round)を追加。

#ifdef PBL_RECT

#ifdef PBL_ROUND

などを使ってプラットフォーム固有コードを入れていく。Pebble Time Round が一番特殊な対応となった。

SDK 3.x Migration Guide // Pebble Developers

また、いつの間にか FONT_KEY_LECO_42_NUMBERS など最近のPebbleぽいフォントも増えていたので、使ってみた。

Using Pebble Fonts // Pebble Developers

今回一番苦労したのが ScrollLayer を使っている部分だが、Creating Round Apps // Pebble Developers にしたがって対応してみたがうまくいかなかった。

feature-scroll-layer/feature_scroll_layer.c at master · pebble-examples/feature-scroll-layer のサンプルコードとほぼ同じコードなのに文字列の末尾がtruncate されてしまう。サンプルコードと同じはずなので、プラットフォーム側の問題かも知れない。

Round に対応したアプリを公開する場合、RoundのスクリーンショットのDev-portalへの追加が必須となる。

Taking Screenshots // Pebble Developers を参照して、下記のようにコマンドラインから取得した。

$ pebble screenshot --emulator chalk screenshot01.png

screenshot-chalk

近いうちに iOSアプリとともに公開します。

関連記事

Apple Watch用バッテリーロガーを公開しました

1年前に開発し、App StoreにSubmitしたものの Rejectされ続けていたアプリをその

記事を読む

no image

iPhone SDKでユーザデータをローカルに保存したい

一応5日より次のiPhoneアプリの開発を始めた。 前回のアプリはアプリの設定をちょこっとローカルに

記事を読む

no image

iPhoneアプリ おんぷちゃん開発日記 ボタン表示の複数言語対応

そろそろiPhone OS 4 beta 3の開発環境に移行しようと思っているのだが、環境を移行して

記事を読む

no image

アップルiPodイベント 2009.9.9

9月9日のアップルのiPodイベント rock and roll が迫ってきた。 しばらく前から楽し

記事を読む

[iOS SDK] iPhone 6 Plus を Xcode に追加する

なぜか毎回新規デバイス追加に少し手間取ってしまう。 今回は先日購入した iPhone 6 Plus

記事を読む

no image

[おんぷちゃん] おんぷちゃん for iPad 新機能 ごせんふにゅうりょく

うちの娘のために開発した「おんぷちゃん」ですが、いまだにヘ音記号やト音記号の高い方の音は読むことがで

記事を読む

no image

[iPhone SDK] GPX Format で位置情報を出力

今公開している Log Locations は割り切りでエクスポート機能を入れていなかったのだけれど

記事を読む

no image

iOS開発におけるパターンによるオートマティズム の感想

タイトルを見ていまいち内容が類推できなかったのもあり買うつもりはなかったのだが、fladdict

記事を読む

no image

Learn iPhone and iPad Cocos2D Game Development

洋書だけれども、ApressからCocos2d を使ってゲーム開発する本として Learn iPho

記事を読む

EverLearn 1.7.5 を公開しました

英単語学習アプリ EverLearn 1.7.5 を公開しました。変更点エビングハウスの忘却曲線を参

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

Ember Mug 2のACアダプタをUSB Type-Cに変えてみた

冬になると活躍する Ember Mug 2 の充電器は付属のACアダ

Wi-Fi6Eルータ TP-Link AXE5400購入

Wi-Fi6E を試してみたくなり、TP-Link AXE5

児童手当 認定請求書申請 2024 「請求者が養育をする18歳に達する日以降の最初の3月31日までの子の数」とは?

2024年に受給していない人には手紙が届くらしい。 電子申請も

Vision Proアプリ開発本 8/24、8/26に発売

Vision Proアプリ開発入門 P400が 8/24 に発売、V

Developer Strap が日本でも購入可能に

USアカウントでしか購入できなかった Vision Pro 用 De

→もっと見る

PAGE TOP ↑