いまさら MacBook Pro Mid 2012 購入
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最終更新日:2019/06/23
MacBook
MacBook Pro Late 2011の調子がすこぶる悪く、調べたところ前回のHDD交換からちょうど3年くらい経つ。
これまでの経験から、3年に1回はHDDが壊れているので、そろそろ壊れるタイミングだと思われる。最近はXcodeの起動に数分間かかるレベルで、開発に支障を来している。また、特定の文字列が検索に引っかからないという考えられない問題も発生していた。
MacBook Pro Late 2011 に 1TB HDDを換装
通常だとここでHDDを交換するのだが、MacBook Pro Late 2011 はもうAppleの最新OSのリリース対象になっておらず、Mojave がインストールできない状況。
macOS Mojave にアップグレードする方法 – Apple サポート
High Sierra まではサポートされていたのだが、Mojaveでは複数の機種がサポート対象から外されてしまった。
まだ Xcode は High Sierra でも使えるので開発は継続できるのだが、近い将来にサポートが切られてしまい、最新のiOS端末が使えなくなってしまう事態が予想されるので、今回はHDD交換ではなく開発端末の購入を検討することとした。
今使っているMacBook Pro Late 2011はメモリ8GB、ストレージ1TB。ただ、OSをSierraにしたあたりから8GBだと引っかかりを感じることが多くなっていたのでメモリは16GBに増やしたい。
MacBook Pro Late 2011 に 8GBメモリ増設
MacBook Pro Late 2011 に 1TB HDDを換装
最新の MacBook Pro を買う場合、メモリ8GB、ストレージ128GBで142800円。メモリ 16GBへの変更で+22000円。ストレージを1TBに変更で+88000円で合計252800円。
昔のMacBook Proは自分でメモリもHDDも安く交換できたが、今のMacBook ProはiPhoneと同じで自分で全く交換ができない。このため、かなり高額なマシンになってしまう。
ちょうど発表された Mac Mini も考えたが、こちらも昔に比べると高額で、しかも家の中で持ち歩いて開発するスタイルが継続できない。
- macOS Mojave インストール可能
- メモリ 16GB
- ストレージ 1TB
- 値段は10万以下、なるべく安く
- 家の中で持ち運べる
これを満たす方法を検討したところ、MacBook Pro の古いモデル購入、となった。後は何年モデルを購入するかだが、2013年モデル以降はSSD になってしまったので、現段階で考えると1TBのSSDは高価なたため、 HDD搭載の MacBook Pro Mid 2012 となった。
また、SSDは突然壊れるという話を時々聞くので、徐々に不安定になるHDDの方が安心と考えた。古い考えかもしれないが…
結果的にLate 2011から Mid 2012 に変わっただけだが、かなり快適になった。
オークションで程度のよいMacBook Pro Mid 2012 を見つけて落札するのが手間だが、うまくいけば安く快適な環境が得られる。
メモリはほどほどに安く、実際にMacBook Pro Mid 2012 で使っている記事を見かけたシリコンパワーのものにした。
1TB HDD は今はかなり安くなっていて、東芝と日立で迷ったが、1TBで1プラッター(だと思われる) HGST HTS541010B7E610 にしてみた。どちらも問題なく動作している。
MacBook Pro (13-inch, Mid 2012)のメモリ交換 CPUとメモリとHD | 暮らしっく不動産
【前編】MacBook Pro mid 2012を分解してSSDに換装しました|HDDをSSDに交換 | like-apple.com
名前 | 価格 |
MacBook Pro Mid 2012 | ヤフオクにて約36000円(税、送料込み) |
メモリ DDR3 1600 8GB x 2 | シリコンパワー ノートPC用メモリ DDR3 1600 PC3-12800 8GB×2枚 204Pin Mac 対応 SP016GBSTU160N22 12211円 |
2.5インチ SATA 1TB HDD | HGST 日立 2.5inch HDD 1TB SATA 7mm厚 128MBキャッシュ HTS541010B7E610 5480円 |
合計 | 53691円 |
もう MacBook Pro Late 2011 とその前の MacBook Late 2008 で何度HDD交換したかわからない状態なのでHDD交換自体は全く問題がなかったが、今回はトラックパッドを使って D&D していると、途中で Drag がキャンセルされてしまう問題が発生。 何度やっても同じなのでトラックパッド不良を疑って検索したところ、何と調整ができるとのこと。
Macbook Pro:トラックパッドの修理方法 意外と簡単に直りました! | 気まぐれなんでもブログ
検索しているとSMC Reset が多く出てくるが、自分の場合はハードウェア的に調整が必要だった。結構繊細な調整が必要で、何度も調整しては仮組みをくり返したが、5回ほどくり返してなんとかよい調整位置を見つけることができた。
MacBook Pro Mid 2012 の場合、バッテリ取り外しにY字ドライバが必要だった。トラックパッド調整にはトルクスT6を使用した。ちなみにトルクスは商標で、ヘックスローブまたはヘクスローブというのが正しいらしい。
自分はY字もトルクス(ヘクスローブ)も昔買って持っていたので今回は購入せずに済んだ。
MacBook Pro Mid 2012 は落札時点では Lion がインストールされていた。Mojave には直接アップグレードできないので、いったん High Sierra に上げ、その後 Mojave にアップグレードした。
macOS High Sierra にアップグレードする方法 – Apple サポート
年末年始は時間があったので、1日程度かけてのんびり環境を整えた。 Mojave にアップグレードしてから、Late 2011の環境を 3TB USB HDD に Time Machineでバックアップし、バックアップデータを使って Mid 2012 に復元した。
試しに移行アシスタントを無線LAN、有線LANで試してみたが、1時間程度待ってもまったく開始される様子がなかったので、あきらめた。やはりTime Machine でバックアップをとるのがやり直しも効いて安心だ。
2回アップグレードを挟むので、クリーンインストールも考えたが、昔の環境が動かなくなるおそれがあったのでこのままとした。
これまで、MacBook Pro Late 2011 だと微妙にスペックが足りず、Handoff や AirDrop が使えなかったのだが、ようやく使えるようになった。ブログ作成の際など、iPhoneからmacOSへの写真データの送信に PushBullet を使っていたが、AirDrop 便利だ…
これまで、ATOK 2017にしてから日本語変換の際に引っかかりが発生していたのだが、今回メモリを16GBにしたおかげか、全く問題が発生しなくなった。
Mojave的には底辺な環境ながら、快適な環境ができた。いつか MacBook Pro Mid 2012 もサポートを切られると思うが、その時には1TB SSDも安くなり、また突然壊れる可能性も減っているだろう。ということでしばらくこの環境を使って開発を継続してみることとする。
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