iPad 発売 2010/04/03

公開日: : 最終更新日:2015/10/04 gadget, iPad

iPadIsHere-2010-04-03.png Apple Store on Twitpic
日本時間4/3 17:00あたりに、Appleから iPad is here. メールが来ていた。Cupertino が 4/3になるのにあわせたのだろうか。Apple Storeの方も、Now Shipping になったようだ。
Twitterでは、抽選の景品にするために、ハワイでiPadを買ってこようという人がリアルタイムで状況を伝えている。

Webでもいろいろな話題が出ている。これらを宣伝費に換算するとどれくらいになるのだろうか。

そういう自分もiPadアプリを作ってこの祭りに参加しているわけだが。

Apple はこれまで予約販売はしたことがなかったが、今回iPadでは1ヶ月も前から予約販売をしていた。その理由に関して、MacPeople で柴田氏がおもしろい考察をしていた。

これまでにないデバイスであり、どんな層にどれくらい売れるのかが全く分からなかったので、予約販売をすることで、その情報を集めていたのではないか、とのこと。

たしかに、Jobsは自信満々な発言を繰り返していると思うが今回のiPadは「微妙」な製品と見る人が多いようだ。実際、周りでは批判的な意見の方が多かった。どう使うか使うシーンが見えない、という人もいた。

振り返ってみれば、Nintendo の Wii の時も同じような状況だった気がする。なぜそんなものを作るのか? 全く流行るとは思えない、という人が多かったがふたを開けてみれば大成功だった。

今回のiPadがどうなるのかはわからないが、Appleとしてもある程度様子を見ながら発売するデバイスである、というのは正しそうな気がする。

iPadの本質は「透明なデバイス」(動画) | WIRED VISION

にもあるが、iPad は大きな表示デバイスなので中身によっていかようにも化ける。その化け方がまだ想像できないということだろう。ただ、KORGがiPad版 ELECTRIBE を発売、期間限定1200円
というような記事をみると、たしかにこういうキラーアプリが出てきて、どんどん「陥落」される人が出てくるんだろうな、という気はする。
iPad は最初からたくさんの企業がさまざまなアプリを出していて、いきなりいろいろ目移りする状況が形成されているようだ。そして、予想通りその平均価格は高い。(iPhone)あっぷ使ってみた: 2,600のiPadアプリがApp Storeにリリース、75%がiPadのみ対応、平均価格は500円

下記のサイトにも書かれているが、iPadアプリの開発の障壁は高い。実際やってみると分かるが、全画面表示アプリで1024×768 (実際にはステータスバーで20ドットとられるアプリが多いが)を埋め尽くすのは個人開発者にはつらいものがある。

「iPad」アプリデベロッパーの挑戦–「iPhone」向けアプリとの違いとは:スペシャルレポート – CNET Japan

もちろん単純に表示するだけであればできるが、他の企業アプリと遜色ないくらいの品質で画面をうめるのはとても難しい。iPhoneではごまかせたが、iPadではごまかせない。逆に言うと、企業の強みが出やすい環境だ。デザイナの力も問われるだろう。

さて、そういう状況で個人開発者はどういう立場を取っていけばいいのか。いろいろなことを考えながらiPad発売日を迎えた。

自分は US Unlocked にiPad を注文しているわけだが果たしていつ届くだろうか。

AppleStore-2010-04-03.png

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