[iOS SDK] Olympus Camera Kit で Pebble連携アプリを作ってみた
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最終更新日:2017/01/07
gadget, iPad, iPhone, Kickstarter, Pebble
3月25日にOLYMPUS AIR A01が発売されたが、このカメラはOPC(Open Platform Camera)として2年ほど前からProjectが開始されていたらしい。
その流れで2014年12月にOPCテスター募集が行われて、だめもとで応募したところ1月に当選のお知らせがあった。
テスターの使命は3月の発表会までに何かを作って発表すること、となっていたので夜中や休日にほそぼそと開発して、3/27(金)の発表会で発表してきた。
こういう活動がいろんな会社で行われると良いなと思うのでたいしたネタではないけれども紹介を。
OPCテスターに応募したアイデアは、同じくSDKが公開されている Pebble と組み合わせて楽しい写真をとってみよう、というものだった。(以前から Pebbleアプリは作っていたので利用しやすかった)
その雰囲気はむねさだブログさんでどうぞ。
で、1月からOPCプロトタイプカメラをお借りして作業していたわけだけれども、iPhoneとOPCカメラの連携はOlympus Camera SDK付属のiOS用サンプルアプリを使うとビルドするだけでまずは完了。
しかしせっかくなのでOPCカメラで撮影した写真をiPhone経由でPebble上に表示しようとしたところそこでしばらくはまってしまった。
わかってしまえば単純なことだったがPebbleのビットマップフォーマットを理解して、写真の白黒ディザリングを行って、128×128 で表示するまでにけっこうな時間をとられてしまった。
とりあえずPebbleでシャッターが切れて、画像が表示されるようになった頃に、以前から実現したかった「テニススクールでストロークの写真を撮って上達につなげたい」とアイデアがつながったので、Pebbleの加速度センサーを利用して OPCカメラのシャッターを切ることにした。
OPCカメラに最初から付属してくるレンズだとコート全景をとるのが難しいのと、せっかくOPCカメラはレンズ交換式なので、OLYMPUSさんから広角レンズをお借りして撮影することにした。
アプリができてから、毎週のテニススクールにカメラとPebbleを持ち込んで写真を撮ろうとしてみたが、カメラの電池切れ(本体に液晶などないので本体ではチェックできない)、アプリの不良、にはばまれ、発表会の1週間前にようやく写真が撮れた。
発表会での受けはまずまず。実際に製品として世に出すまでの苦労話をいろいろ聞くことが出来てよかった。
プロトタイプカメラを返却して、製品版 OLYMPUS AIR A01 いただきました。
楽しいイベントをありがとうございました。
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