Apple Watch は4/24(金)発売のため、WatchKitでアプリを作ってもまだ実機で試すことができない。
このため発売までは MacOSの iOS Simulator上で試すことになるのだが、Simulator上では実サイズとは異なるしタッチもできないので実際の使い勝手を確認することは難しい。
iPad の時には実サイズに段ボールを切り出して試している人もいて、今回も印刷して試している人もいたりするが、よりリアルにUIを確認する手段として、iPhone/iPad 上で動作する、WatchSim アプリがリリースされている。
1200円だったのでしばらく悩んだが試してみた。(4月の日本のApp Storeの価格改定までは1000円だったのだが、一歩遅かった)
WatchSim は、MacOS上のWatchSimサーバーとiOS上のWatchSimアプリで構成され、MacOS上で動作している Apple Watch Simulator の出力をiOS上のアプリに送ることで実現しているようだ。
動作しているiOSデバイスを判別して実際の Apple Watchのサイズで表示しているようだ。表示されている Apple Watch を実際にタッチして試すことができる。
タッチするとMacOS上にマウスカーソルがあらわれるので、iOS端末上のタッチをSimulator上のマウスクリックに変換しているようだ。遅延もほぼ感じられない。ただ、処理が重いためか少し使っていると MacBook Pro のファンが盛大に回り始める。
Simulatorは表示する端末を38mm/42mmの2種類に切り替えることができるが、それに応じてWatchSimアプリの方のサイズも切り替わる。
また、iTunes で WatchSim にPNGデータを転送することで、ベゼル部分を変更することができる。
例えば Max Rudberg – Visual & User Interface Designer の Bezel 用データを使うとベゼル部分をいろいろ切り替えられて気分が盛り上がる。
実際にさわってみると部品の適切なサイズがわかったりするのでその点ではありがたいアプリだ。
本当にApple Watchと実サイズか不明だったので、実サイズをうたっている App Store アプリと比較してみたところ、確かにそのようだった。
ためしに 初代 Pebble と比較してみると、Pebbleの方が大きく見える。Pebbleも大きくは感じないので、Apple Watch は小さく感じることになりそうだ。
4/10(金)16時から予約開始で、4/24(金)から発売と聞いているけれども、価格が高いこともありそれほど盛り上がっていない印象がある。発売が近くなると盛り上がるのか、それともこのまま何となく発売されるのか。




