NSURLConnnection オブジェクトをいつ解放するか 2011/08/06
NSURLConnection の
-[NSURLConnection initWithRequest:delegate:]
で生成した NSURLConnection オブジェクトは下記のどれで処理をすればよいのかを知りたくなった。
- プロパティに保持しておいて後でreleaseする
- autoreleaseにする
- 保持せず、後からconnectionDidFinishLoadingなどのdelegateメソッドでreleaseする
しかし今日2011/08/06 の時点で自分が NSURLConneciton でGoogle検索すると、
Geekなぺーじ : NSURLConnection (非同期) [1]
とか中途半端なページばかりが見つかり、これらを参考にするとメモリリークが発生しそうなのでメモを残してみる。
今回の場合 Mac OS X Developer Library の URL Loading System Programming Guide: Using NSURLConnection が一番参考になりそう。
これによると、
3. 保持せず、後からdelegateメソッドでreleaseする
が正しいようだ。
ただ、下記のように書くと Xcode の Analyze で Potential leak of an object allocated on line xxx and stored into ‘conn’ といわれてしまう。後で release しているので問題ないのだが、AnalyzeはそこまでAnalyzeできないようだ。
// Returns an initialized URL connection and begins to load the data for the URL request. NSURLConnection *conn = [[NSURLConnection alloc] initWithRequest:request delegate:self]; if(conn) { receivedData = [[NSMutableData alloc]init]; }
自分の以前のコードは 2. autorelease にする で書かれていて、これはこれで普通に動いているけれども場合によっては問題が起きることもありそうだ。
iphone – NSURLConnection leak? – Stack Overflow
に書かれている。
NSURLConnection には、-[NSURLConnection initWithRequest:delegate:] 以外に +[NSURLConnection connectionWithRequest:delegate:] もあり、こちらを使えば release を心配する必要はない。
iphone – Memory management for NSURLConnection – Stack Overflow
しかし意図せず解放されて問題が起きることはないのかなと思ったりもする。
関連記事
-
-
[iPhone SDK] iPhone SDK 開発のレシピ
ずいぶん昔に買ったけれどもブログに書くのを忘れていた。 出版社(秀和システム)の紹介ページ
-
-
かなりスパルタンなピアノの調律アプリ
平均律を調べていて発見。 ピアノの調律ゲーム 〜平均律訓練アプリ〜 驚くほど難しい。自
-
-
TableView関連で苦労
iPhoneアプリ開発をやっていると数日に一度何らかの問題にぶつかって、しばらくはまる。本を読んだり
-
-
LogLocation 1.3.1 で和暦問題に対応しました
4年ぶりに位置情報ログ取りアプリ LogLocations をアップデートしたところ、レビューにて不
-
-
iPhone SDK開発のネタ帳 マルチタッチ対応
iPhone SDK開発のレシピにはいろいろ役に立つ内容があったので、同じようなことをブログに書いて
-
-
Corona SDK本が出るらしい 「Corona SDK」ハンドブック2011
値段的に一般人向けではないけれども、Corona SDK 本が出るらしい。 自分がCorona SD
-
-
Withings WS-50 不具合発生
昨年12月に購入した Withings WS-50をまずまず便利に使っていたのだが、数週間前から、電
-
-
Cocos2dで作る iPhone&iPadゲームプログラミング
ついに良さそうなcocos2d本が出るらしい。6/24(金)発売予定。488ページ、3980円。 し
-
-
Siri Shortcuts に対応
正月休み中なので、ブログ記事が書きやすい。毎年この時期だけはよくブログを書いている気がする。
-
-
iPad 発売 2010/04/03
日本時間4/3 17:00あたりに、Appleから iPad is here. メールが来てい